2月の建築着工統計 持家、貸家、分譲住宅 すべてにおいて増加

更新日2016年05月01日

国土交通省は2016年3月31日、同年2月分の住宅着工統計調査報告を発表した。2月の新設住宅着工数は7万2,831戸で、前年同月比で7.8%増となった。季節調整済年率換算値では97.4万戸で、前月比11.6%増となった。利用関係別にみても、持家は29.4万戸(前年同月比0.8%増)、貸家は40.7万戸(同12.5%増)、分譲住宅は25.7万戸(同9.6%増)と、いずれも増加となった。特に持家、分譲住宅は前年同月比でそれぞれ3カ月、4カ月ぶりの増加であった。また季節調整値でみても、すべて増加という結果になった。

リーマンショックの影響による景気低迷の後、緩やかに回復する傾向が続き、その後’14年4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の後、横ばい傾向が続いていたが、2月は前年同月比で2カ月連続の増加という結果になった。今後も引き続き動向に注目していく必要があるだろう。


他のカテゴリの記事を読む