防火対策の「適マーク」 基準に適合した施設に交付開始
更新日2014年10月20日
8月1日、防火基準に適合したホテル・旅館などで掲出できる「適マーク」制度が本格的に開始された。
対象となる建物は、3階建て以上で、収容人員が30名以上のホテルや旅館など。ホテル・旅館などの関係者からの申請に基づき、消防機関が審査した結果、消防法令や重要な建築構造等に関する基準に適合していると認められた建物に対して、消防機関が表示マークを交付する。
表示マークには金・銀の2種類があり、基準に適合した場合、最初は銀の「表示マーク」(有効期限1年間)が交付され、3年間継続して基準に適合していると認められた場合には金の「表示マーク」(有効期限3年間)が交付される。
総務省消防庁の担当者は、「表示マークを配付することで、防火に関する法令条項に則った建築物であることを明示し、利用者に安心・安全を提供できることを期待している」と語り、普及に力を入れていく。
MONTHLY NEWS (建築知識2014年10月号)