2014年7月の住宅着工5カ月連続で減少に

更新日2014年10月20日

国土交通省は8月29日、2014年7月分の建築着工統計調査報告を発表した。7月の新築住宅着工戸数は72,880戸(前年同月比14.1%減)で、5カ月連続の減少。新築住宅着工床面積は6,231千㎡(同18.2%減)で6カ月連続の減少となった。季節調整済年率換算値も83.9万戸で前月より5.0%減少している。また利用関係別にみても、持家は23,524戸(前年同月比25.3%減)、貸家は28,623戸(同7.7%減)、分譲住宅は20,042戸(同7.7%減)といずれも減少。持家・分譲住宅は6カ月連続の減少、貸家は17カ月ぶりの減少だ。

これに対し、国交省は「消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動もあって、住宅着工戸数は減少傾向にある。貸家の着工については、相続税の節税対策もあって堅調に推移していたが17カ月ぶりに減少した。住宅着工については、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある」と分析している。

MONTHLY NEWS (建築知識2014年10月号)

他のカテゴリの記事を読む