フラット35 初の金利1.5%割れ
更新日2015年03月01日
住宅金融支援機構は2015年2月2日、長期固定金利の住宅ローン「フラット35」の2月の適用金利を発表した。利用が最も多い「返済期間21年以上35年以下」の最低金利は、前月より0.1ポイント低い1.37%で、7カ月連続で過去最低を更新。
この背景には、指標となる長期国債の金利が日本銀行の「異次元金融緩和」により低下していることがある。住宅ローンに詳しい淡河範明氏(ホームローンドクター)はこの傾向について、「今後、消費税増税が控えていることもあり、景気が回復するまで日銀は異次元金融緩和をやめないだろう。下げ幅がないと言われてきた金利だが、今後も低下傾向が続くと考えられる」と語るとともに、「日銀が異次元金融緩和をやめるとなると、金利が一気に高くなる可能性を秘めている。住宅ローンを組む際は、そのことを勘案のうえ慎重に選んでいただきたい」と注意を促している。
MONTHLY NEWS (建築知識2015年3月号)