平成26年度の建築基準法改正が6月1日施行
更新日2015年06月01日
平成26年度に大幅な改正が行われた建築基準法の本格的な施行が6月1日から始まる。耐震強度偽装事件を発端とした、平成19年6月21日の同法の全面改正から、実に7年ぶりとなる大幅な改正法の施行だ。とある、確認検査機関の話によると、法改正に関するセミナーはすべて満席状態となっており、今回の施行に対する建築実務者の意識の高さがうかがえる。このセミナーでは「構造計算適合性判定」の申請手順の変更に受講者の注目が集まる傾向にあるという。特に、適判機関の数が少ない地域では今後、審査の処理が追いつかなくなる事態が懸念されているようだ。
以下の表に、今改正の主な規定内容の概略を記した。すでに施行が開始されている規定も併せて、もう一度、内容を確認しておきたい（■で色付けされている法案が6月1日に施行されるもの）。
MONTHLY NEWS （建築知識2015年6月号）