「住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業」募集開始

更新日2015年09月01日

国土交通省は7月10日、2015年度の「住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業」についての募集を開始した。今年度に創設された同事業は、高齢者や障害者、子育て世帯の居住の安定確保に向け、空き家などのリフォームやコンバージョンに対して支援を行うもの。居住支援協議会と連携し適切な管理下で、入居ニーズや住宅オーナーの意向を踏まえ、空き家などを活用し一定の質が確保された低廉な家賃の賃貸住宅の供給を図る目的がある。

補助対象となるのは、住戸の床面積は原則25㎡以上といった住宅要件のほか、入居者対象を一定の所得以下の高齢者世帯・障害者世帯、子育て世帯とするなどの要件をすべて満たす物件。補助対象工事は、バリアフリー改修や耐震改修などの工事である。1戸につき50万円を限度[※]とし、工事にかかる費用の3分の1が補助される。

事業可能地域は34都道府県(7月29日現在)で、募集期間は'16年1月29日までである。

※他用途から賃貸住宅に用途変更する場合は1戸につき100万円を限度とする

MONTHLY NEWS (建築知識2015年9月号)

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