Amazon リフォーム事業に新規参入

更新日2015年09月01日

アマゾンジャパンはこのたび、Amazon.co.jp内にリフォームストアをオープンさせた。商品はキッチンや浴室、トイレなど5,000品目以上に及び、積水ハウスグループ、大和ハウスリフォーム、ダスキンなどの大手メーカーが出品している。

注目されているのは、その価格形態だ。リフォームは通常、現地での見積りが必要になるが、ここでは一部を除き、商品が工事費込みのトータル価格で表示されている。消費者は予算などを考慮したうえで商品を「カート」に入れ、購入する。その後、施工会社より連絡が入り、購入予定者と直接打ち合わせをする。ここまでの一連の流れは無料で行われるが、現地調査を経て、最終的に契約を交わすとアマゾンから請求がくる仕組みになっている。固定額なので追加料金が発生する心配もない。

消費者にとって透明性がある「固定価格」と、ワンクリックの「利便性」は魅力だろう。今後、最大手のネットストアがリフォーム業界にどのような変化を及ぼしていくのか、注目していきたい。

MONTHLY NEWS (建築知識2015年9月号)

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