2015年度上期の住宅着工 前年比1.1%増の44万戸に

更新日2015年09月01日

国土交通省は7月31日、2015年6月分の住宅着工統計調査報告を発表した。6月の住宅着工戸数は88,118戸(前年同月比16.3%増)で、4力月連続の増加。季節調整済年率換算値は、103.3万戸(前月日13.4%増)だった。利用関係別にみると、貸家は35,600戸、持ち家は26,643戸、分譲住宅は25,489戸となった。この結果により、’15年上半期の住宅着工戸数は440,607戸。前年同期比1.1%増となった。

国交省は直近までの住宅着工動向について、「昨年4月の消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動もあって、前年同月比で減少が続いていたが、このところ前年同月比で4力月連続の増加となっている。なお、季節調整値でみると、18カ月ぶりに100万戸を超す数字となった」と説明。その理由を「消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減の影響が薄れ、持ち直しているとみている。今般の経済対策などの効果が住宅着工に表れていると思われる」と分析したうえで、引き続き今後の動向を見極める必要があると述べている。

MONTHLY NEWS (建築知識2015年9月号)

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