一級建築士 学科試験 合格者発表 受験者数、合格基準点ともに上昇

更新日2015年11月01日

国土交通省は、平成27年の一級建築士試験における学科試験の合格者を9月8日に発表した。学科試験の実受験者の数は平成20年の48,651人から平成26年の25,395人まで6年連続で減少し続けていたが、今年は25,804人と若干の増加を示した。合格者は4,806人で、合格率は18.6%となった。各科目の合格基準点は、比較的難度の高かった「学科II」が前年の11点から10点に下げられた以外は変化なし。一方で、総合点の合格基準点は学科試験全体の難易度が総じて低かったことから、前年の90点から92点へと引き上げられる結果となっている[表]。

学科試験の合格者は10月11日の設計製図試験に臨み、12月17日の最終合格発表を待つことになる。

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MONTHLY NEWS (建築知識2015年11月号)

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