住宅着工数は前年同月比6カ月連続の増加

更新日2015年11月01日

国土交通省は9月30日、今年8月分の住宅着工統計調査報告を発表した。8月の新設住宅着工数は80,255戸で、前年同月比8.8%増となった。また、季節調整済年率換算値でも前月比1.8%の増加となった。利用関係別にみても、持家は28.3万戸(前年同月比4.1%増)、賃家は39.8万戸(同17.7%増)、分譲住宅は24.4万戸(同2.6%増)といずれも増加傾向にある。

また、建築物着工統計では全体で減少となった。前年同月と比較し、店舗や工場が増加したが、事務所および倉庫が減少したためである。

国交省は、「住宅着工数は前年同月比で6カ月連続の増加となり、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の影響が薄れ、持ち直しているとみている。持家も前年同月比で4カ月連続の増加となり、経済対策などの効果が住宅着工数に表れていると思われるが、引き続き今後の動向をしっかりと注視していく必要がある」と分析している。

MONTHLY NEWS (建築知識2015年11月号)

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