ウッドデザイン賞2015 最優秀賞が決定

更新日2016年02月01日

2015年に新しく創設された顕彰制度「ウッドデザイン賞2015」の表彰式が、同年12月10日東京ビッグサイトで行われた。同制度は、木の魅力や価値の再発見につながる製品・取り組みのうち特にすぐれたものを表彰し、木材利用の促進につなげるというもので、建材や日用品のほか、技術・研究など幅広いジャンルが対象。第1回となる今回は、隈研吾氏や手塚由比氏らが審査員(建築分野)を務め、応募総数822点のうち397点が入賞を果たした。

農林水産大臣賞(最優秀賞)に選ばれたのは、消費者が自らフローリングなどの木材を選び、直接購入できるWebサービス「みんなの材木屋」(西粟倉・森の学校)。木材の生産者と消費者をダイレクトにつなぐ新たな流通の仕組みを構築したこと、また利用者に「自分でつくる喜び」を提案し、新たな市場の開拓が期待されることなどが評価された。受賞作品は2016年に発行されるコンセプトブックのほか、Webサイトにて公開される予定。


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