世帯総数の約50%が現住居の敷地を所有

更新日2016年03月01日

国土交通省は2015年12月25日に、’13年に実施した「土地基本調査」の確報集計を取りまとめて公表した。調査は全国の土地・建物の所有・利用状況などを明らかにするためのもので、5年ごとに行われている。

土地を所有する世帯を見てみると、「現住居の敷地を所有する世帯」は2,613万世帯で、世帯総数(5.230万世帯)の約50%を占めている。前回調査(’08年)と比べて0.9ポイントの上昇は、1993年の調査開始以降初めての上昇幅だ。また「現住居の敷地以外の土地を所有する世帯」も、調査開始以降初めて上昇(1.3ポイント)した。

世帯が所有する土地の取得方法は、「現住居の敷地」の場合、「会社などの法人からの購入」が33.6%で最も多く、「現住居の敷地以外の土地」では「相続・贈与による取得」が50.9%で過半を占めている[表]。いずれも「相続・贈与」による取得割合が、前回調査から上昇した。

世帯が所有する土地で「宅地など」に利用している土地面積は1万1,370k㎡で、そのうち「現住居の敷地」は62%(7,053k㎡)を占めている。一方、屋外駐車場や資材置き場、空き地や原野などで利用していない土地の合計は12.4%(1,413k㎡)に上っている。

表 「宅地など」の土地の取得方法別件数割合(%) 表 「宅地など」の土地の取得方法別件数割合(%)

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