長期優良住宅認定制度リフォームで創設へ

更新日2016年03月01日

国土交通省は、2016年4月から既存住宅のリフォームにかかわる長期優良住宅の認定制度を創設する方針だ。認定制度の基準を満たせば、税制・融資の優遇措置や、補助制度が適用される。リフォームの認定制度の項目は、新築と同様に劣化対策や耐震性、バリアフリー性、省エネルギー性などの8項目。各項目で必要な住宅性能の等級などは、同年4月に「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」の制定を踏まえて改正予定の住宅性能表示制度の「S基準」相当になる。

新築との大きな違いは、原則はリフォームであっても基準遵守だが、将来的な更新を計画に位置付けていれば、現時点で基準を満たしていなくてもよい項目がある点だ。たとえば、維持管理・更新対策等級では、点検・補修のしやすさを考慮して基礎の上に配管をしなければならないが、維持保全計画に補修時期を明記すれば基準を満たしていなくても認定を受けることができる。


他のカテゴリの記事を読む