2016年日本建築学会賞決定 大賞に伊東豊雄氏、金多潔氏、中原信生氏の3名
更新日2016年06月01日
日本建築学会は2016年4月18日、2016年日本建築学会賞の受賞者を発表した。同賞は、論文・作品・技術・業績の4部門を対象に、長年にわたり建築分野に貢献した個人に授与されるもの。今回大賞に選ばれたのは、伊東豊雄・金多潔・中原信生の3氏である。伊東氏は「新しい設計言語をとおして、社会に開かれた建築を生み出した功績」、金多氏は「耐震工学鉄骨構造学の学術的発展ならびに文化財建造物の保存修復・復元技術の高度化による建築界への貢献」、中原氏は「空気調和設備の最適設計・制御と性能検証の発展と実践に関する一連の業績」がそれぞれ評価された。
近年、主として国内に竣工した優れた建築に対して授与される作品賞では、赤松佳珠子氏と小嶋一浩氏による「流山市立おおたかの森小・中学校、おおたか森センター、こども図書館」、比嘉武彦氏と川原田康子氏による「武蔵野プレイス」、堀部安嗣氏の「竹林寺納骨堂」の3作品が選ばれた。[表]
表 2016年日本建築学会賞作品部門の3作品