ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館が特別表彰を受賞

更新日2016年08月01日

2年ごとに開催される世界最大規模の建築展、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の第15回開会式と授賞式が2016年5月28日、イタリアのヴェネチアで開かれ、60カ国超による国別参加部門で日本館が特別表彰を受賞した。日本館の展示は「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」と題し、人やモノ、地域との「縁」をテーマに住宅などを設計した12組の若手建築家の作品を紹介。受賞理由は、「都市の過密な住環境で、集団で暮らすさまざまな形を提案し、詞的な簡潔さを与えた」というもの。特別表彰は、最高賞の金獅子賞とは別に審査委員会が表彰したい国に与えられる賞である。

会場では、仲建築設計スタジオが設計を手がけた、食堂とシェアオフィスがある集合住宅「食堂付きアパート」(東京都目黒区)や、地方移住の課題に取り組んだBUS(元・バスアーキテクツ)のプロジェクト「神山町プロジェクト」(徳島県神山町)などの模型や映像を展示している。会期は5月28日から11月27日まで。その後、欧州やアジアを巡回する予定だ。


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