2015年度木造3階建て以上戸建て住宅2年ぶり増加
更新日2016年08月01日
国土交通省は2016年6月1日、’15年度木造3階建て以上建築確認統計を発表した。これによると、3階建て以上の戸建住宅は24,266棟で、前年度比1.0%増と2年ぶりに増加した。このうち、’06年10月より建築が可能になった4階建ては56棟と、前年度の21棟から2倍以上の増加がみられた。また、建設地域別では、4階建てと同様に’06年から建築可能となった「防火地域」では、住宅棟数が6.3%増であったのをはじめ、「指定なし」以外のすべてのエリアで増加した。
都道府県別でみると、埼玉県・千葉県・愛知県の3県で棟数が100棟以上増加したほか、22カ所で棟数が増加した。また、共同住宅は棟数37.0%増、戸数48.2%増と、昨年の棟数39.2%増、戸数37.0%増に続き「指定なし」以外のすべての建設地域で大幅増がみられた。都道府県別では、27カ所で棟数の増加が見られ、局地的な増加傾向ではなく、幅広い地域で共同住宅の建設が行われた。