賃貸住宅市場取り込みに創意工夫

更新日2016年09月01日

賃貸住宅市場が活況を呈している。2015年度に着工された住宅のうち最も多かった貸家は約38万3千戸で、全体の4割強を占めた。’15年1月の相続税見直しやマイナス金利の追い風もあり、大手ハウスメーカーも賃貸住宅に注力している。ただ、一部ハウスメーカーでは、「地域によっては相続税対策の需要が一巡しつつあるのではないか」との見方もあり、賃貸住宅の需要獲得には、これまで以上の創意工夫が求められている。

あるハウスメーカーは、30~40年の長期にわたり安定した「賃貸住宅経営」を支援するため、賃貸住宅オーナー向けに独自のトータルサポートシステムを打ち出している。引渡し後の施設管理、経営管理、資産管理などを、ハウスメーカーが総合的にサポートするサービスだ。

また、自社で開発した独自の技術で、環境負荷や維持管理コストを抑えた賃貸住宅を実現しているハウスメーカーなどもある。


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