日本建築士事務所協会連合会の国土交通大臣賞を
石井秀樹氏の住宅作品が受賞

更新日2016年11月01日

日本建築士事務所協会連合会は2016年9月7日、日事連建築賞を発表した。今年度の国土交通大臣賞には石井秀樹建築設計事務所の「たまプラーザの家」が、日事連会長賞には日建設計・太宏設計事務所の「熊本県立熊本かがやきの森支援学校」が選ばれた。

受賞した「たまプラーザの家」は閑静な住宅街にあり、南北2本の道路に挟まれた敷地に建つ2世帯4世代住宅。建ぺい率40%の地域にあり、空地となる60%には道路をつなぐように設けられた「街路」を縦断させることで、世帯間の自然なつながりや、世帯を飛び越え地域との新たな枠組みが生まれる空間をつくりだしている。

石井秀樹氏は今回の受賞について「国土交通大臣賞は社会性の高い建物が受ける賞であり、住宅の受賞は初めてと聞いている。今回、多世帯での新しい生活像を提示した結果、住宅が社会性のある建築として評価されたことを大変嬉しく思う」とコメントした。


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「街路」は時に広場になり、細い路地になる。敷地の高低差を吸収し、多様な表情を見せながら緩やかに各住空間とつながっている[写真:鳥村鋼一]

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