BIMによる建築確認申請 国内初の確認済証を交付

更新日2016年11月01日

2016年8月に、BIMによる初めての確認済証が住宅性能評価センターより交付された。これはフリーダムアーキテクツデザイン、住宅性能評価センター、大塚商会、オートデスクの4社がオートデスクのBIMソフト「Autodesk® Revit®」のBIMデータを使用した建築確認申請を実現するため、同年4月から協業していたもの。

従来の建築確認申請では平面図や配置図など複数の二次元図面を確認して審査されていたため、BIMで設計された建築物も建築確認申請用に二次元図面を作成しなければならなかった。今回の取り組みで開発されたひな形を用いたBIMデータを事前相談で使用すれば、1つのデータから複数の図面が自動的に作成されるため、図面作成の際に起きやすい高さや面積の記載漏れなどが防げ、各図面間の整合性が保たれる。また、建築確認申請用の二次元図面を用意する手間も省けて審査の品質・効率の向上が図れる。


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