東京・六本木の改修中マンションで鉄パイプが落下 通行中の男性が死亡

更新日2016年12月01日

2016年10月14日、東京都港区六本木のマンション工事現場から鉄パイプが落下し、歩道を通行していた77歳の男性を直撃、男性は死亡した。警視庁麻布署は同日、業務上過失致死容疑で現場検証を行い、現場の安全管理に問題がなかったかや事故の原因などについて詳しく調べている。

事故が起きたのは、足場解体工事が行われていた改修中のマンション。足場を解体後、資材を紐で束ねてロープで地上へと下ろす作業中だった。資材を下ろすために一部外された防護板の隙間に落下したという。

この事故を受け、現場の安全管理に関する法律や規制などに影響が出る可能性もある。施工者だけでなく設計者も安全な現場施工を考慮した建築計画や監理を今まで以上に考えるべきだろう。


01 事故現場のマンション。事故の数日後、残った足場の解体作業が行われていた(撮影= 編集部)

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