福島県沖で震度5弱 大規模な地震相次いで発生

更新日2017年01月01日

2016年11月22日午前5時59分ごろ、福島県沖を震源とする推定マグニチュード7.4の地震があり、最大震度5弱を観測した。気象庁はこの地震で福島県、宮城県の沿岸に津波警報を発表した。東日本大震災の教訓から、仙台市では地震発生直後から沿岸部のスピーカーや広報車だけでなく、ヘリコプターを活用した警戒の呼び掛けが行われた。

この地震のほぼ1カ月前の10月21日に鳥取県中部で最大震度6弱を観測した地震が発生したことも記憶に新しい。最大震度6弱を観測したこの地震で、ピーク時には県内でおよそ3,000人が避難していたが、その後、避難者数は15人まで減少した(11月22日現在)。一方、住宅の被害は全壊・半壊・一部破損合わせて1万2,000棟を超えている(同)。鳥取県は「県中部地震復興対策本部」を立ち上げ、県が指定した規定に基づいて基金が支給される住宅再建支援などの地域経済の再生に取り組んでいる。

いつ、どこで大規模な地震が起こってもおかしくない中、今後起きうる大地震への備えをより一層強化する必要がある。


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