糸魚川市駅北大火 復旧作業続く

更新日2017年03月01日

2016年12月22日の午前10時ごろ、新潟県糸魚川市のラーメン店を火元とする火災が発生した。火は翌23日の午後4時ごろに消し止められ、犠牲者は1人も出なかったものの、約4万平方メートル144棟の住宅に被害を及ぼし、住民約700人が避難する大火災へと発展した。

現場は古い木造住宅が密集しており、ひとたび火災が発生すれば延焼が拡大しやすい地域だった。加えて、火災当時フェーン現象の発生に伴う強い南風が吹いており、最大瞬間風速27.2m/秒を記録していた。この強風に飛ばされた火が燃え移り、被害を一層拡大させた。

現地では瓦礫の撤去が今も続いており、3月いっぱいの撤去完了に向けて作業が行われている。避難住民は120世帯224人で、親戚の家や公営住宅などに身を寄せているという。同市は義援金を3月31日まで受け付けている。義援金の詳細は糸魚川市のホームページ(http://www.city.itoigawa.lg.jp/)で確認できる。


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