リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016 「アーケードハウス」がグランプリ
更新日2017年03月01日
2016年12月15日、リノベーション住宅推進協議会[※1]が主催する、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016」[※2]の受賞作が発表された。同コンテストは、リノベーションの“楽しさ・魅力・可能性”という点にフォーカスし、同協議会加盟企業の施工実績から「この1年を代表するリノベーション作品」を選出するもの。消費者の関心が高い“施工費別”に設けられた4部門の公募に計161作品がエントリーした。
総合グランプリに輝いたのは、福岡県行橋市にある、閉店率7割の商店街の1区画を住宅としてリノベーションした「アーケードハウス」(タムタムデザイン)。衰退した地方の商店街を住居として活用する斬新なアイデアが高く評価され、満場一致での受賞となった。また、「800万円未満部門」と「800万円以上部門」の2作品は、奇しくも北海道からエントリーされた省エネルギー住宅。高い技術と予算条件が要求される外皮性能の向上改修に真っ向から取り組み、見事成功させた両作品は、リノベーションの新たな可能性を体現しているといえそうだ。
※1 2009年5月設立。既存住宅の流通の活性化を目的としたリノベーション業界団体※2 結果詳細は「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016」公式サイトを参照。
http://www.renovation.or.jp/oftheyear/2016/royresult.html