2016年の住宅着工数
持家、貸家および分譲住宅は軒並み増加
更新日2017年03月01日
国土交通省は2017年1月31日付で、’16年の新設住宅着工統計を発表した。新設住宅着工戸数は967,237戸。全体では前年比で6.4%増となり、2年連続の増加となった。
利用関係別にみると、持家は292,287戸(前年比3.1%増で3年ぶりの増加)、貸家は418,543戸(前年比10.5%増で5年連続の増加)、分譲住宅は250,532戸(前年比3.9%増で2年連続の増加)。分譲住宅の内訳は、マンションが114,570戸(前年比0.9%減で昨年の増加から再びの減少)、戸建住宅が133,739戸(前年比8.2%増で3年ぶりの増加)と、分譲マンションだけが前年比で減少となっている。
民間非居住建築物では、事務所、店舗、工場が前年と比べて減少しているが、倉庫が増えたため全体で増加となった。用途別の前年比をみると、事務所は8.5%減で昨年の増加から再びの減少、店舗は0.7%減で3年連続の減少、工場は9.0%減で昨年の増加から再びの減少。一方、倉庫は9.3%増で6年連続の増加となった。