RCRアーキテクツがプリツカー賞を受賞 3人同時に受賞は初
更新日2017年05月01日
2017年3月1日、プリツカー賞を主催するハイアット財団が、’17年プリツカー賞の受賞者にRCRアーキテクツの三氏(ラファエル・アランダ氏、カルメ・ピジェム氏、ラモン・ヴィラルタ氏)を選出したことを発表した。
RCRアーキテクツは1988年に設立されたスペイン・カタルーニャ地方の設計事務所で、スペイン人の受賞は1996年にラファエル・モネオ氏が受賞して以来2度目。「建築界のノーベル賞」とも称されるプリツカー賞は2017年で39回を数えるが、3人の建築家が同時に受賞するのは初めてのことだ。ハイアット財団会長のトム・プリツカー氏は、「彼らは30年近くにわたり協力し、それぞれの分野を超える影響を与えてきた。彼らの作品は、個人の建物から文化施設や教育施設に至るまで幅広い。そして、そのどれもがそれぞれの土地特有の環境に根付き、共存したものである」と財団の発表でコメントした。
今年のプリツカー賞授賞式は、5月20日(土)に東京の迎賓館赤坂離宮で開催される予定だ。