既調合漆喰が不燃材料として大臣認定を取得

更新日2017年06月01日

国内の漆喰メーカーや施工会社で組織される日本漆喰協会(JSA)は、2017年3月28日、既調合漆喰が国土交通省大臣認定の不燃材料として認可されたことを発表した(認定の取得は’17年1月17日)。既調合漆喰とは消石灰を主原料に、糊のり、繊維、無機質骨材、有機質添加剤などを工場でプレミックスした漆喰材のことで、国内で使用される漆喰のほとんどを占めている。

平12建告1400号で不燃材料とされていた漆喰は、規定があいまいで、各建築主事に使用の判断がゆだねられてきたが、今回の認定によって不燃材料としての漆喰の仕様が明確になった。認定を受けたのは、「石膏ボード(9.5㎜)下地に、シーラーを施し、漆喰を0.5㎜厚で施工したもの」と、「石膏ボード下地に、プラスター(3㎜)とシーラーを塗り、漆喰を1㎜厚で施工したもの」の2種類だ。JSAは「今後、石膏ボードやプラスターボード以外の下地でも不燃材料として認定を取得する」としている。


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