都内の高層マンション立ち入り検査を受けた約8割が消防法違反

更新日2017年08月01日

2016年に東京消防庁が都内の高層マンションに行った立ち入り検査の結果、576棟中463棟が消防法違反を指摘されていたことが分かった。今回の立ち入り検査の対象となったのは、防火管理者の届出などがなされていなかったマンションだ。

報告された違反の多くは、防火管理者の未選任・未報告や、消防計画の未提出などの防火管理にかかわるもの、消防設備の未点検など。消防法では、地盤面から高さ31mを超える建築物を「高層建築物」と定義し「、防炎防火対象物等の建築物」と規定している。高層建築物に該当する都内の共同住宅は9,288棟。このうち、違反を指摘された463棟は5%程度ではあるものの、東京消防庁が違反を通知したにもかかわらず、いまだに302棟のマンションで改善がみられていない(ʼ17年6月16日付)。これに対して東京消防庁は、今後も継続的に指導を続けていく方針だ。



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