リオタのディテール流儀 ― 関本竜太
「唯一無二の!? キッチンのつくり方」(2ページ目)

更新日2018年02月27日

その2「収納からキッチンを考える」

竹林の家[写真:バウハウスネオ] 緩斜面の家

 配置の次は収納の問題である。高い天井いっぱいに吊り戸棚を設えても、手が届くのはせいぜい高さが2,100~2,200mmの範囲であり、下端の高さにも配慮が必要だ。また、収納の原則は一覧性にある。開き扉よりも引戸や引出しなどにしたほうが使い勝手は良い。さらに、既製のキッチンパーツを駆使すれば、わずか120mmほどの隙間であっても工夫次第で調味料などあらゆる収納が設えられる。

図2 収納からキッチンを考える
事例4 緩斜面の家 「ケース①」

関本 竜太
P r o f i l e
関本 竜太
[せきもと りょうた]

1971年埼玉県生まれ。’94年日本大学理工学部建築学科を卒業し、’99年までエーディーネットワーク建築研究所に勤務。2000~’01年フィンランドのヘルシンキ工科大学(現アールト大学)に留学。帰国後’02年にリオタデザイン設立

人物イラスト:オオノマサフミ/イラスト:堀野千恵子
建築知識研究所

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