リオタのディテール流儀 ― 関本竜太
「最小のスペースには最大限の配慮を。トイレというピースを考える」(2ページ目)
更新日2018年04月25日
その2「最終手段は洗面室兼用トイレ」
FP
各階にトイレを設けてほしいと要望されても、プランニング上、それだけのスペースを確保できない場合もある。そんなときは、トイレの1つを洗面室と兼ねさせることが多い。狭小住宅や、家族の人数が少ない場合にも、トイレ兼洗面室のプランは合理的だ。トイレという「室」を1つ減らすだけでプランニングの可能性は広がり、洗面空間に広がりをだせるという利点も生まれる。
- P r o f i l e
- 関本 竜太
- [せきもと りょうた]
1971年埼玉県生まれ。’94年日本大学理工学部建築学科を卒業し、’99年までエーディーネットワーク建築研究所に勤務。2000~’01年フィンランドのヘルシンキ工科大学(現アールト大学)に留学。帰国後’02年にリオタデザイン設立
人物イラスト:オオノマサフミ/イラスト:堀野千恵子