リオタのディテール流儀 ― 関本竜太
「プランを左右する階段は住宅の要」(2ページ目)

更新日2018年06月29日

その2「スチールを併用した階段はシンプルに収める」

西荻の家[写真: 繁田諭] 西荻の家[写真: 繁田諭]

 リビング内に階段を設置する場合は視覚的にも目立つため、そのデザインには細心の注意を払いたいところだ。スチール素材を併用すると階段も引き締まった印象になるとともに、空間にも広がりを与えてくれる。要となるのは軽やかさと安全性のバランスであろう。たわみに対する感覚は構造計算だけでなく経験値も重要になってくる。スチールのもつポテンシャルを十分に引き出したい。

事例3 西荻の家 「スチール併用階段の例」

関本 竜太
P r o f i l e
関本 竜太
[せきもと りょうた]

1971年埼玉県生まれ。’94年日本大学理工学部建築学科を卒業し、’99年までエーディーネットワーク建築研究所に勤務。2000~’01年フィンランドのヘルシンキ工科大学(現アールト大学)に留学。帰国後’02年にリオタデザイン設立

人物イラスト:オオノマサフミ/イラスト:堀野千恵子
建築知識研究所

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