BIMにより事前に問題を解決するフロントローディング(2ページ目)
更新日2016年04月28日
業界としてだけの課題ではない「フロントローディング」
フリーダム・長澤-フロントローディングは業界内だけの課題ではないと、当社では考えています。むしろ、お客様のためにも積極的に推進しなくてはならないし、解決すれば確実にお客様に貢献できると認識しています。
―フロントローディングは、お客様にとってはどんなメリットがあるのでしょう。
フリーダム・長澤-第一に、コストの削減です。初期段階での設計変更であれば大きなコストは発生しません。なのに決めることを先送りにし後半で変更せざるをえないことによって、負担が大きくなります。後半になればなるほどお客様のコスト負担も大きくなってしまうわけです。
お客様にとっては、同じ変更なのにタイミングによって金額が増減するというのは、理解しにくいでしょう。「だったら先に言ってよ」ってことです。
その他にも、変更が後半に出てくることで、不必要な工事が発生したり、手順が変更になり工事手配の変更が発生し工期が延びてしまうといった期日的な問題も発生します。
こうした課題を解決し、お客様満足を高めるために、当社は「Revit」、BIMの導入を進めているのです。