国内初、木造3階建て住宅の確認済証を交付
木造住宅でBIM申請が可能に!

更新日2017年12月12日

国内初、木造3階建て住宅の確認済証を交付木造住宅でBIM申請が可能に!

フリーダムアーキテクツデザイン株式会社

2016年夏、BIMデータを使用した建築確認申請手続きによる国内初の4号建築物の確認済証交付が実現された。
あれから約1年半、さらなる共同体制を強化してきた5社(株式会社大塚商会、フリーダムアーキテクツデザイン株式会社、株式会社住宅性能評価センター、オートデスク株式会社、トランスコスモス株式会社)から、このたび木造3階建住宅の確認済証が1件交付されたことが発表された。

木造3階建てまでを新たにカバーしたことで
国内の木造住宅のほぼすべてがBIMで申請可能に


建築知識研究所―以前紹介した4号建築物(参照 https://www.cadjapan.com/special/bim-navi/download/confirmed_certificate.html)に続き、木造3階建て住宅でも日本発の確認済証が交付されたというニュースが、業界をにぎわせています。

フリーダム―今回木造3階建て住宅までのBIM確認申請のスキームが完成したことで、住宅分野でのBIM確認申請普及の仕組みが出揃いました。BIM確認申請の取り組みは、フリーダムや子会社のアーキ&テクノロジーズ株式会社ではすでに実用段階に入っております。今後様々なところで導入の動きが活発になってくることが予想されます。

建築知識研究所―大塚商会と足並みを揃えて進めてきたオートデスク社「Revit」BIMによる住宅設計プロジェクト。そして住宅性能評価センターとの緊密なやりとりで、スピーディに進んだ建築確認申請のフォーマット化。今回もまた、あらたなパートナーが増えているようですね。

フリーダム―今回の木造3階建て住宅のBIM確認申請は、4号建築物のときとフレームワークは同じです。高さ情報等BIMの『Information』を活用し整合性を確保することや、現行の法規制や慣例、仕組みを考慮し、Revitの「シート」と既存の電子署名の仕組みをうまく活用することでBIM確認申請を実現しています。また、運用面ではこれまでどおり、大塚商会・住宅性能評価センター・オートデスク社にご協力いただきつつ、今回はさらに構造設計事務所として、業界内で豊富な実績を持つトランスコスモス社とのタッグが実現しました。
当社が設計したRevitモデルのデータを元に、構造計算書作成とRevit構造モデルを製作していただき、構造部分の建築確認申請(電子署名)を担当していただいたのです。

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