LIXIL全面協力により「サーモスL」のファミリ提供開始

更新日2017年05月01日

LIXIL全面協力により「サーモスL」のファミリ提供開始

株式会社LIXIL×フリーダムアーキテクツデザイン株式会社

三次元CADソフト「Revit」による、戸建て住宅設計を推進しているフリーダムアーキテクツデザイン(以下 フリーダム)。
すでにRevitによる基本設計・実施設計の実績を多数もつ同社にとって、今後の課題は、より設計士が使い勝手のいい、ファミリの拡充。社内のヒアリングでも、特に外観・内観のデザインに大きな影響を与える「サッシ」のファミリがほしい……そんなニーズが浮かび上がってきた。
そのニーズに、いち早く応えたのが、株式会社LIXIL(以下リクシル)だった。設計事務所と大手建材メーカーの全面タッグで始まった、高性能ハイブリッド窓「サーモスL」シリーズのファミリ化プロジェクトを追う。

プロジェクト開始から2ヶ月で完成した
高性能ハイブリッドサッシ「サーモスL」のファミリ。


建築知識研究所―オートデスク社・大塚商会とともに推進してきた、Revitによる戸建て住宅設計。社内での利用促進が進む中で出てきた課題のひとつが「ファミリの充実」、そして「建築士に使い勝手のよいファミリの仕様」だったと伺いました。
今回、フリーダムとリクシルがタッグを組むことになった経緯を教えてください。

フリーダム・長澤信設計企画部長―もともとフリーダムでは、Revitのファミリ開発を国内外のメーカーさんに打診していました。その中で、いち早く前向きにご検討くださったのがリクシルさんだったというのが、最大の理由ですね。
ちょうど、当社の設計士からも「精度の高い住宅用サッシのファミリがほしい」という声があがっていたことから、さっそく協力体制を組むことが決まったというわけです。

リクシル―当社は住設建材メーカーとして、すでに多くの商品の平面データ・仕様データなどを公開しています。
その一方で、今後の拡販戦略を考える上で大いに注目しているBIM形式については、どんな仕様のデータをご提供すべきか、という知見が不足していたわけです。
今回、RevitおよびBIMによる戸建て住宅設計で豊富な実績を持つフリーダムさんに協力できることになり、当社にとって追い風になったと思っています。

フリーダム―初めて打ち合わせをさせていただいたのは、今年の2月。そこで両社話し合いの上で、昨年春の発売以来、当社案件で多数利用させていただいているリクシルさんの高性能ハイブリッドサッシ「サーモスL」のファミリを、3月末までに作るということを決めました。

リクシル―なにしろお互い初めての取り組みですから、とにかくある程度の実装レベルデータを完成させよう。それをたたき台に、適宜精度を高めていこうという話になりました。
「サーモスL」は、2016年春に発売した商品ですが、おかげさまで市場評価も高く、当社の住宅用サッシの主力商品の1つと考えています。
BIMのファミリができれば、きっとさらなる拡販につながる。そう期待して、フリーダムさんがリクエストされたサイズ・仕様12パターンから着手することになりました。

LIXIL「サーモスL」ファミリダウンロードはこちら
https://freedomlab.jp/kenzais/view/438

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